世の中には様々なビジネスがありますが、
そのビジネス毎に重要なこととそうでないことが変わってきます。
何を売るのか?
どんな人材がいるのか?
どういう規模なのか?
どうやって売るのか?
等々、様々な要素が絡まり合い、
その会社毎に独自のビジネスモデルが出来上がります。
同じようなビジネスの内容であっても、ビジネスモデルまで同じかと言うと
そんなことはありません。
そのビジネスが上手くいくかどうかは、ビジネスモデル次第と言っても
過言ではない、それくらいビジネスモデルは重要です。
そのため、一度完成したとしても慢心せず、
ビジネスモデルは常にブラッシュアップしていくべきものなのです。
ビジネスモデル毎に力を入れるべきことの優先順位は違ってきますので、
実際にはそのビジネスの話を詳細に聴かなければ詳しい話はできませんが
ここでは、どのビジネスモデルにも当てはまるであろうビジネスフローという、
ビジネスのスタートからゴールまでの流れについてを取り上げます。
これを理解することが出来れば、これから何をすべきかが分かってくるはずです。
当然ビジネス毎、会社毎にビジネスフローの内容は違ってきますが、
一般的に良くある例で説明していきます。
①接触機会→②認識→③興味→④提案→⑤個別対応→⑥購入(→⑦拡大)
のように進行していくとします。
見込み客が実際の顧客になるまでの流れだと思ってください。
※実際には購入の後に拡大方法を考えますが、説明の都合上、拡大の話は省力します。
購入までには5つの工程を経ることになりますが、先の工程になればなるほど
人数が減っていきます。
単純に①接触機会→⑥購入と考えて、購入数を増やそうとしても具体的に
何をどうすれば良いのかが難しいですが、上記のように分割してそれぞれの
工程毎の方法を考えることで具体的な解決策が浮かびやすくなります。
②認識を20%アップさせれば、他が全く同じなら⑥購入も20%アップするし、
②認識と③興味をそれぞれ10%アップさせれば、⑥購入はその掛け算となり、
21%(1.1×1.1=1.21)アップします。
例えば、単純に⑥購入を2倍にしようとするとハードルが高いように感じますが、
4つの工程をそれぞれ20%アップさせれば、2倍を超えます(1.2の4乗=2.0736)。
これはあくまで一例ですが、このように問題を分割して考えることで
どう対処したら良いか分からない一つの大きな問題を
対処しやすい複数の小さな問題にすることができます。